天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-01-01から1日間の記事一覧

年月を詠む(1/3)

歳月、光陰を意味する年月をとりあげる。 年月はあらたあらたに相見れど吾が思ふ君は飽き足らぬかも 万葉集・大伴村上 梓弓春たちしよりとしつきの射るがごとくもおもほゆるかな 古今集・凡河内躬恒 *梓弓: アズサの木で作った丸木の弓。弓のつるを引く、…