御仏の前去り難き妻おきてわが涼みゐる石のきざはし 妻は麦酒われは老酒飲みながら子の話する焼肉の店 たのしまぬ男となれる我とゐて御仏を彫る眼鏡の妻は 乳濁の霧の中ゆくゴンドラに二人となりて妻ははしゃぎぬ それぞれ顔の映れるガラス窓鰻食ひゐる彼岸…
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