天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-02-09から1日間の記事一覧

わが歌集からー鳥類(12/15)

アジサシ 3首 アジサシは卵抱きて動かざり砂地に迫る雨期の川水 あはれはやチョウゲンボウと野良猫が狙ふ川原のコアジサシの子 美しき小石敷き詰め葬られし少年の骨アジサシを抱く 郭公 3首 おほいなるボルガに沿へる林よりかすか聞こゆる郭公の声 つれあ…