天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-02-25から1日間の記事一覧

わが歌集からー樹木(3/11)

苗植ゑて十万本になりぬべし群れてけぶれる杉の実花粉 春雨に松の落ち葉のあからめる庭を通りてゆく戒壇院 極楽寺坂のトンネル覗き込む山の桜と橋の上の我 大枝垂桜見に来る見て帰る人のあふるる入生田(いりゆうだ)の駅 遊行寺のおほき木蓮咲きにけり毎年見…