天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-02-26から1日間の記事一覧

わが歌集からー樹木(4/11)

さやさやと秋風に揺るうら若きメタセコイアのさみどりの梢(うれ) 酸橘(すだち)三つ姫柚子五つ買ひにけりめでたかりける極楽寺産 心にも傷が残ると竹林の落書禁ずるいましめの札 夕されば小鳥集ひてかしましき樹齢九十年のくすの木 地獄門と化したる根方大楠…