天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-03-24から1日間の記事一覧

わが句集からー春(1/21)

平成四年 牡丹園傘さしたるが獅子頭 平成五年 青海苔を刈る浦波の朝日影 黒猫や合掌造りの春の夢 薄氷を踏めば思案のふつと切れ 珈琲の香や受験子を送り出し 春一番サッカーボールを追ふ一団 観梅や老いの集へる大茶釜 明王の剣見上げて福寿草 白魚を飲み込…