天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-03-31から1日間の記事一覧

わが句集からー春(8/21)

平成十二年 決意未だ湯に漂へる二日かな 墨痕の紙に馴染むも松納 花曇信号待ちの霊柩車 初春のチリフラミンゴ羽づくろひ ひこばえや眠りこけたる藁ぼつち 潮の香や声の幼き春の鳶 梅林を見渡す火の見櫓かな 妻と来し花の上野の国宝展 菜の花の光に曝す不精髭…