天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-04-06から1日間の記事一覧

わが句集からー春(14/21)

平成十八年 うららかや日ざしに変る海の色 天地の吹き払はれて淑気かな 菜の花や雲湧き出づる富士の峰 立春の光あふるる伊豆の海 春雨やお百度参りの碑は古りて 薄氷の下に色あり命あり 日出づる国初春の神楽かな 春一番毛羽立つ波の由比ヶ浜 節分会みな頬張…