天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-04-17から1日間の記事一覧

わが句集からー夏(3/14 )

平成七年 「機関車」 蝸牛ディズニーランドの灯を背負ひ 妻ときて薮蚊にくはる沢の音 木下闇祠もらひし道祖神 ブラームスの生家真白し風薫る 寝たきりの床の母にも更衣 万緑の三四郎池の石に座す 番台の芸妓鑑札夏来る 菖蒲湯をありがたがりてのぼせけり 梅…