天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-04-24から1日間の記事一覧

わが句集からー夏(10/14 )

平成十九年 「日の斑」 石垣は野面積みとふ著莪の花 葦切の声にいらだつ雀かな 石仏はさとりすますや著莪の花 黒猫がくるとささやく立葵 砂浜の足を引き込む青葉潮 道の辺に猪の皮干す栗の花 佇めば直ぐに啼き止む行々子 仏焔の白きはまれり水芭蕉 河骨に身…