平成十九年 「日の斑」 石垣は野面積みとふ著莪の花 葦切の声にいらだつ雀かな 石仏はさとりすますや著莪の花 黒猫がくるとささやく立葵 砂浜の足を引き込む青葉潮 道の辺に猪の皮干す栗の花 佇めば直ぐに啼き止む行々子 仏焔の白きはまれり水芭蕉 河骨に身…
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