天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-05-08から1日間の記事一覧

わが句集からー秋(9/11)

平成二十二年 「運動会」 楽湧き来山のふもとの運動会 実ざくろの笑ひひろがる梢かな 干柿の影のつらなる障子かな 山門の燈籠かげる紅葉かな 首筋に剃刀当つる冬隣 漂泊の雲ひとつゆく冬隣 わが背丈越えて咲きたる紫苑かな 萩咲きて鬱ふかまりぬ石畳 鎌倉や…