天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-05-12から1日間の記事一覧

わが句集からー冬(1/9)

平成四年 「獅子頭」 碧き目の流鏑馬の射手疾駆せり 焼き餅をぶちたたかつしやい囲炉裏端 酒買ひて夕陽浴びれば百舌鳥の声 山覆ふ雪あり山の力こぶ 平成五年 「原生林」 寒雲の燃えてなにやら力湧く 銃一声野兎かけのぼる斜面かな 自転車の白菜一つ揺られゆ…