天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-07-01から1日間の記事一覧

下萌(しももえ)

春早く大地からいろいろな草の芽が萌え出る様である。 下萌の大磐石をもたげたる 高浜虚子 貨車降りて下萌を踏む曲馬の象 橋詰沙尋 草萌ゆる廃線レールなほ存し 藤田雅子 草萌や機関車つけて全両鳴る 原 輝生 下萌の射撃場火を噴きつづく 原口天拝 荒れまさ…