天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-07-03から1日間の記事一覧

茎立(くくたち)

春がたけるころに菜類が高く茎を立てて蕾をつけ、花を開くことをいう。 大小の畑のものみな茎立てる 高浜虚子 茎立てるものをとらへし牛の舌 渡辺大年 茎立つや石槌の雪また新た 高倉観涯 上野(かみつけの)佐野の茎立(くくたち)折りはやし吾(あれ)は待たむ…