天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-08-24から1日間の記事一覧

和楽器を詠むー笛(3/3)

よろめきて発動機船とほりたれやがてかぼそく汽笛ならすきこゆ 半田良平 遠い春湖に沈みしみづからに祭りの笛を吹いて逢ひにゆく 斎藤 史 美しく唇(くち)笛(ぶえ)を吹く少女とをり聖天(しょうてん)さまの甍昏れゆく 岡野弘彦 はつはつの夏よりうすき夕焼けに…