天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-09-06から1日間の記事一覧

歌人を詠むー茂吉(1/3)

茂吉翁の地下足袋はけるさながらに人立てる見ゆ太鼓店の前 鹿児島寿蔵 黙し立つ茂吉先生におづおづと吾の近寄る明方の夢 結城哀草果 懐中にサックを携帯せし茂吉ふさ子を隠しきりし茂吉よ 阿木津 英 歌会の後斎藤茂吉先き立ちき皆溌剌として溝にほふ街に 吉…