天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-09-09から1日間の記事一覧

歌人を詠むー定家

夜の対峙しずかにぞ解くわがうちの定家は熱き手のひらをもつ 川口常孝 歌ひつづけて我(が)は通さむずその昔定家も「袖より鴫の立つ」たる 塚本邦雄 *藤原定家の歌: からころも裾野の庵の旅まくら袖より鴫の立つ心地する 定家三十一「薄雪こほる寂しさの果…