天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-09-14から1日間の記事一覧

歌集『夜のあすなろ』(3/6)

*現代短歌に添ったカタカナ語 着水のしぶき激しき雄がまさる紫イトマキエイの求愛 いつのまに入り込みしかフリースのわがポケットの一匹の蜂 マンションのケージに兎ねむりをり冷蔵庫のなか白葱は伸び 篠笛にあまりにアラブヴァイオリン響きあふゆゑわが泣…