天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-09-15から1日間の記事一覧

歌集『夜のあすなろ』(4/6)

*リフレインによる韻律の工夫 狂はない狂はば狂へ なかぞらに月をひく馬ふいにあらはれ 秩父路のよぢれよぢれのいつぽんの柘榴(ざくろ)に積もる雪をおもへり 山の影抱(いだ)きわづかに紅葉(もみぢ)する山のかなたに山けぶりゐき 散り残りまたちりのこり飛切…