天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-09-26から1日間の記事一覧

知覚を詠むー暑さ・寒さ(3/3)

霜の上にけさ降る雪の寒ければかさねて人をつらしとぞ思ふ 新古今集・源 重之 明けぬるか衣手さむしすがはらや伏見のさとの秋のはつ風 新古今集・藤原家隆 春といへどまだ寒むからし茨(ばら)の葉に面(かほ)寄する馬の太く嚏(はなひ)る 北原白秋 川水の寒けく…