天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-09-28から1日間の記事一覧

知覚を詠むー痛み(2/2)

焼土にためらひもなく雪ふれるまひるのこころはつかに痛き 大野誠夫 青空にふと浮かびたる我身なりきこの醒めぎはのいたましきかな 若山喜志子 勢へる野戦志願の兵見れば寧(むし)ろいたましき心も湧きぬ 渡辺直己 戦ひに疑ひて死にゆきし者いたましくわづか…