天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-10-02から1日間の記事一覧

歌集『サーベルと燕』について(3/4)

[とり合せ、下句への転換、モンタージュ] 蒙古野の空にひびかふ雁のこゑ茂吉うたひしわれは読みつつ はかなごとおもひてをれば秋晴れに今朝は秩父のやまなみは見ゆ ゆふぐれのせまる寒風うけながら佃(つくだ)渡船(とせん)のいしぶみのまへ 谷川雁「毛沢東…