天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2022-10-25から1日間の記事一覧

わが歌集・平成十六年「もみぢの客」

海草の屑乾きたり晩秋の白砂に色さまざまに散る 馬に乗る女の腰の豊けきに見とれてゐたりあしがらの里 しゆるしゆると電車走れり立冬といへど薄着の関東平野 年間無休暁天坐禅の仏殿に観光客が賽銭投げる 大震災埋没者供養塔立てり「殊顔妙艶童女」の碑銘 も…