天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

絵馬と麦酒

   「ぱぱとままとすめますように」秋風の拝殿横に絵馬かかりたり
   缶ビール呑みにし後を掌に缶をつぶすは未練がましも
   一缶のビールに酔ひて居眠れり妻の見慣れし韓流ドラマ
   缶ビールをマグカップに入れ口あたり楽しむわれら夕暮夫婦
   壜ビール冷凍室に冷やせしが栓吹き飛びて泡ふきこぼる
   麦酒では腹がふくれてもの食えぬもはら焼酎薩摩白波