2007-08-13 千屈菜 みそはぎ、と読む。鼠尾草、溝萩 などとも書き、聖霊花ともいう。盆の頃に咲き、仏前に供える風習からの呼び名である。水田の畦や池の端に野生する。 みそ萩や水につければ風の吹く 一茶 みそ萩の露にとどけり昼の鐘 細見綾子 みそはぎの横に水浴ぶのこり鴨 実習用稲田に谷戸の風すずし 岩の上に日に濡れひかる蜥蜴の子 一群のヤブミョウガ咲く木下闇 毛虫垂れ身をくねくねと糸の先 夏木立墓地に向かひて帽子とり手合はせゆけり遊行寺の坂