天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

クマノミ

藤沢市駅前のビルにて

 スズキ目スズメダイ科。地方によって、チンチクリ、トンボダイ、ハチマキ、ヤハゲなどという呼名もある。イソギンチャクとの共生、性転換など面白い習性がある。ひとつのイソギンチャクには、通常複数のクマノミが生活しており、この中でいちばん大きい個体がメス、2番目に大きい個体がオス。メスが死ぬと、オスがメスへ、3番目に大きい個体がオスに性転換する。


  水槽に飼はれてビルの人目ひくここに生ありあはれクマノミ