天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

牡丹苑

鎌倉鶴ヶ丘八幡宮の神苑にて

 鎌倉鶴ヶ丘八幡宮神苑に牡丹を見に行った。ここは冬牡丹でも有名。牡丹はボタン科ボタン属の落葉低木。中国西北部に自生し、中国を代表する花。花王花神、富貴花などとも呼ばれる。
 その後、高時腹切やぐらから山に入り、ハイキングコースを歩いて浄明寺へ下りた。


      花ひらく牡丹の性の荒々し     

      
  あからみて蓮の若葉の生ひ出でし池に佇ちたる一羽白鷺


  もののふが戦にやぶれ逃れ来し裏山道にうぐひす啼くも


  木末から大木の根にとび移る台湾リスの尾に
  戦(をのの)けり