天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

半夏生(はんげしょう)

鎌倉・光則寺にて

 半夏生とは、季節を示す場合には、太陽の黄経が100度になる日で,夏至から11日目に当る陽暦7月2日頃を指す。植物の半夏生もこの頃に花をつけるところからきた。「半化粧」「片白草」(かたしろぐさ)ともいうが、これは葉の一部が白くなるところからきた。



      磐梯をしんそこ濡らし半夏生
                阿部みどり女
      鯉の口朝から強し半夏生
                藤田湘子
      半夏生北は漁火あかりして
                千田一路