天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

イチローを詠む(3)

マリナーズ時代

 大記録を達成し栄光に包まれた選手もその晩期は、成績ががくんと落ちるので、なんとも残酷な批評を受けることになる。マスコミが容赦なく報道する。


  イチローの記録更新なるために十三試合で三十安打
  イチローの打撃理論に期待して安打低迷に目をつむりたり
  イチローと全く関係なき我が何故に執着するその成績に
  ツーアウト満塁にしてイチローの凡打にをはるゲーム落せり
  マリナーズ最高給のイチローに批判あつまる今年の不調
  イチローが打席に立てば期待する球場湧きし過去の栄光