天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

磯菊

江ノ島にて

 キク科の多年草で、関東から中部地方の海岸にはえる。葉の裏側が銀白色。10月、11月に黄色の花をつける。野菊の一種。俳句では、季語・野菊の傍題のひとつである。


  磯菊の黄の花むれて咲く果(はたて)海無縫にも荒あらと輝る
                   久方壽満子