天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

わが訪れし芭蕉の足跡

那須・殺生石

 江東区芭蕉記念館で、「おくのほそ道」のビデオを見ていた時、今までにどれだけ芭蕉の足跡を訪ねたか、ふと思いついてあげてみたくなった。芭蕉の紀行を意識して辿ったわけでないので、順不同にあげるとおおむね以下のようになる。


★深川芭蕉庵跡 ★千住・草加 ★日光東照宮 ★那須殺生石 ★遊行柳 ★白河の関 ★立石寺 ★多賀城趾 ★平泉(中尊寺、高舘、北上川) ★塩釜 ★松島 ★大垣 ★岐阜・木曽川 ★二見浦 ★伊良湖崎 ★箱根の関 ★静岡丸子の宿 ★小夜の中山 ★浜名湖 ★岡崎 ★熱田 ★大津(幻住庵、義仲寺、瀬田の唐橋石山寺) ★堅田(浮御堂) ★京都(嵯峨野落柿舎、清滝) ★吉野 ★奈良(唐招提寺) ★伊賀上野 ★伊勢 ★鹿島神宮


[参考]右上の画像は、殺生石の風景。「おくのほそ道」の対応する俳文を
    次に引く。
     「是より殺生石に行。館代より馬にて送らる。此口付のおのこ、
      短冊得させよと乞。やさしき事を望侍るものかなと、
        野を横に馬牽(ひき)むけよほとゝぎす
      殺生石は温泉の出る山陰にあり。石の毒気いまだほろびず。
      蜂蝶のたぐひ真砂の色の見えぬほどかさなり死す。」