天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

時計草

時計草の花(webから)

 ブラジル原産のトケイソウ科の多年草。つる草。わが国には、1723年に渡来したらしい。この和名の由来は、3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見える花を咲かせるところにある。世界中で観賞用に様々な栽培品種がつくられているが、ハーブとして、鎮痛・精神安定・血圧降下などの薬効があるとされる。
初めて見た時は、気味が悪かった。極めて人工的に見えるであるからであろう。次の歌の作者は、日頃から時計草を見馴れているのであろう。


  時計草の一番大きな花とりてわれにくるるよ誕生日なれば
                        米田 登