天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

スポーツの歌ーサッカー(2/2)

  サッカーを観るときぐらい詠むことは忘れてしまえ 行け柳沢

                     高橋禮子

  球一つ争い芝を走り来し脚と脚よじれまた離れゆく

                     三井 修

  わが打ちしシュート、ネットに吸はるるを 老の眠りの夢に見てをり

                     岡野弘彦

  ゴール前の百花繚乱ほしいものすべてが見えるコーナー・キック

                     青山 兟

  置きざりのサッカー・ボール蹴上げたし透くほど青き真冬の空へ

                     近藤聡子

<ドイツ人対ポーランド人> と言ひ換へてみればおそろしサッカーなれど

                     大松達知

 

サッカー(ゴール)