天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

スポーツの歌ー野球(1/5)

  白球を追ふ少年がのめりこむつめたき空のはてに風鳴る

                    春日井 建

  球は球を打ちて奔れるあやつられもてあそばるるは魂かも知れぬ

                    春日井 建

  韮たまご肴に夜の酒甞むるまなかひにしてああ野球負けてゐる

                     山本友一

  おもわくのしらじらとして在る午後をまちに軟式野球みている

                     村木道彦

  「盗む」「刺す」「殺す」はたまた「憤死」する言葉生き生き野球しており

                     浜田康敬

  大のおとなが一日掛けて戦いしたかだか野球されども野球

                     浜田康敬

 

 

野球のプレート配置