天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

ダ・ヴィンチ・コード

 世界中でベストセラーというダン・ブラウン著のこの本を、角川文庫版で今(中)巻を読んでいるが、 来る五月には映画が上映される運びで楽しみにしている。全部を読んでいないからうっかりしたことは言えないが、キリスト教の教義に関わる推理小説である。ここで何故この本を取り上げたかというと、昨日書いた横浜山手における布教の歴史に連想が及ぶからである。キリスト教は他の宗教と違って、植民地主義と平行するかのように、どんどん僻地に布教を広めていった歴史を持つ。ローマ法王庁バチカン本部の命を受けた宣教師たちが、全世界に散らばっていった。ややこしいのは、いろんな宗派があり、その宗派ごとに同じ地域に布教をすすめるやりかたである。
横浜山手においてもプロテスタントカソリックバプティストなどが競って宣教師を送り込み教会を建て始めた。なんとも不気味な歴史である。