天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

湯河原梅園

幕山の麓

 幕山(まくやま)のふもとに拡がる湯河原梅林は、二月中旬から三月上旬が見頃。梅林の奥には椿の林、桜の林が続く。椿の花は次々に咲き次々に散る。つぼみが一杯ついているのに、地面には花が落ちて朽ちている。ここに来る時は、幕山山頂にのぼるなりしとどの窟方向へ登るのだが、今回はどうも汗をかく気がしない。晴天という天気予報に反して、雨雲が垂れ込め寒い。


      幕山は梅の紅雲岩のぼり


  山火事に猿に注意の貼紙の杉木立ゆく春の幕山