天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

New Taste(1)

萩(長谷寺にて)

 有楽町駅近くで開催された東京工科大学産業技術総合研究所リサーチ・フォーラムに出席した。今回、刺激を受けたのは、五十嵐健夫准教授の特別講演「インタラクティブコンピューティングの世界」。簡単にいえば、幼児でもアニメーションを作れるソフトウェアの話である。要は、ユーザが次にやりたいことをコンピュータが推察する。やりたいことの候補を表示しユーザが選択できるようにするソフトウェアである。その技術内容については触れず、どのようなことが可能になったかをデモで見せた。
 一方、電車の中で、阿久 悠『歌謡曲の時代』を読んだ。例の簡潔な文章で、話の進め方がうまい。先日の続きだが、再び阿久 悠の才能に刺激を受けた。
両者から得た刺激のもとを概念的に表すと、「New Taste」になる。新しい風味・新風を作り出したのだ。これを短歌史について見てみたくなった。日を改めよう。