天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

高来神社

高来神社の霊水

 たかくじんじゃは、は神奈川県大磯町高麗(こま)にある神社。江戸時代までは高麗寺に属し、明治元年神仏分離によって高麗寺は廃寺、高麗神社となり、明治30年に高来神社と改称。垂仁天皇の時代の創建と伝える。大磯町高麗は、江戸時代から明治にかけて高麗寺村と呼ばれていたが、『新編相模風土記』には、「高麗の名は、古く当地辺りに高麗人が住したところにちなむ」とある。
 JR大磯駅から旧東海道に沿って高来神社まで歩く。そこから女坂をたどって八俵山に登り、また大磯駅に戻ってきた。


      口裂けて呵呵大笑の柘榴かな
      御供水のたまりに朝の落葉かな
      鵙猛る展望台にわが立てば


  百鳥の声うるはしき山の上に電車通過のきしり聞こえ来
  高麗山に鴉があまた鳴く朝はふもとの地区のゴミ収集日
  猪の出没注意を警告の神奈川県警札立ててあり
  猪の突進想ふ山道の下になだるる地獄沢はや
  落葉ふむわが足音をかなしめば鵙が高啼く高麗山の朝
  「一一0番通報しないで」貼紙が路傍駐車のフロントガラス