天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

松茸

松茸飯弁当

 キシメジ科の茸。主にアカマツの林に生える。特産地は、広島、岡山、京都など。日本のほか朝鮮半島沿海州、サハリンなどにも分布。



  尼が得し秋の松茸窯戸(くど)のべにさむしろ
  敷きて干しにけるかも       尾山篤二郎
                       
  屈む背に露ひややかに降りにけり匂ふ松茸採るが
  うれしく             松村英一
                       
  秋山に今日の日を得て遊行なす少なしといふ松茸狩りに
                   初井しづ枝


  中国産まつたけパックとり上げて匂ひ嗅ぎたり 元に戻せり