2010-07-01 弘明寺 弘明寺は、坂東第十四番霊場である。瑞應山蓮華院と号し、横浜市内では最古の寺。養老5年にインドの僧・善無畏がこの地に結界を創り、天平九年に行基が観音像を刻んで堂を建立したと伝える。 弘仁年間に空海が双身歓喜天を彫刻し安置した。これが聖天堂にある大聖歓喜天なのだろうか。 本尊の木造十一面観音立像は、国の重要文化財。平安中期の作で、高さ181.7cm、ハルニレの木の一木造り。関東に遺る鉈彫りの典型例として有名、とのこと。 あぢさゐや身代地蔵つややかに 格子戸に涼風きたる歓喜天 あぢさゐや陀羅尼書写せし七つ石 三尺寢観音橋の橋桁に 弘明寺の商店街の樂聞きて観音橋の橋桁に寢る