2011-01-12 花八つ手 ウコギ科の常緑低木。暖地に自生、また庭木として植栽。高さ約二メートル。葉は大形で質厚く、 掌状に七〜九中裂し、葉柄は長い。晩秋の頃、梢上に花茎を出し、黄白色の五弁の小花を球状に つける。果実は球形の液果で翌年の初夏に熟し、紫黒色となる。葉は生薬とし、去痰(キヨタン)薬。 遺書未だ寸伸ばしきて花八つ手 石田波郷 唐ゆきの悲しき港花八つ手 岡部六弥太 石垣の琉球ぶりや花八つ手 林田千代