天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

琵琶湖

彦根にて

 滋賀県にある日本最大の湖で、最深部は103.8m、面積は670.5平方キロ。南東岸に流入する多くの河川があるが、流出口は南端の瀬田川だけである。万葉集には、「淡海の海」と詠まれている。生息する生物の種類は多い。固有種もいる。



  黄と藍とことさら映えて冬の虹時雨過ぎたる琵琶湖より立つ
                      秋葉四郎
  城持ちになりし秀吉が大らかに見にし琵琶湖の波光りをり
                      澁谷 哲
  たつぷりと真水を抱きてしづもれる昏き器を近江と言へり
                      河野裕子