イチローを詠む(12)
6月26日(日本時間)のレンジャーズ対ヤンキース戦には、ひさしぶりに興奮した。MLBファンなら誰でもそうだったはず。投手対決は、ダルビッシュ対黒田。ところが二人ともにホームランを打たれ、3−3のまま途中で降板した。ふたりとも勝敗はつかなかった。9回表まで3−3のままきたが、9回裏にスチュアートとガードナーが出塁したものの2アウトでランナー無しになった。そこで2番イチローが打席に。真中にきたボールを振りぬき、ライトスタンドにさよならホームランを放った。ホームインした時、ジラルディ監督までが飛び出してきて、選手たちと一緒にイチローを手荒く歓迎した。クローザーのリベラに一勝をもたらした。多くの報道陣のカメラがイチローに向けられていた。
間違いなくこの日のことは、ヤンキース時代のイチローの語り草になるであろう。
その場面がくればいつでもホームラン打てると豪語マリナーズ時代
三対三、九回裏のイチローはバット振り抜きホームランせり
イチローのバット一閃ボールは飛び観客が立つライトスタンド
ジラルディ監督までが飛び出してホームベースに手荒き歓迎
イチローの坊主頭に白髪増えアラフォーらしき顔立ちとなる
興奮を抑へて話すイチローの頭に顔に汗光りたり
報道のカメラの列が一斉にイチローに向くそれがテレビに
追伸: 翌日もホームランを打ったが、試合は負けた。