登呂遺跡
三保の松原に行った日は焼津のかんぽの宿に泊った。翌日に静岡駅からバスで登呂遺跡に行った。ここにも以前に来たことはあるのだが、景観は全く違っていた。今は公園になっている。
田おこしの登呂の遺跡や水ぬるむ
田を返す漢がひとり登呂遺跡
鶺鴒が小走りにくる登呂遺跡
たむろして登呂の遺跡に春の鴨
高床式校倉造春うらら
うららかや田下駄をためす登呂遺跡
錐揉みに火をおこしたり登呂の春
去り際にいかめし、鯖の一夜干し、金目など買ふかんぽ
の宿に
ゆたかなる腰から尻の肉付の「洗濯女」にわが欲情す
登呂遺跡農具や家具をならべたる竪穴住居に電灯点る
弥生期の地層に出でし木製の田舟展示す登呂博物館
弥生期の地層に出でし土器、木の実ガラスケースの中に
しづまる
模造品といへどまぶしく光りたり漢倭奴(かんのわのなの)
国王の印