2015-02-18 蕪(続) 2011年12月11日の続きである。世界中で栽培されているが、分類上はアジア系と、ヨーロッパ系の2変種に分かれるという。文献上では、中国では詩経に記載され、日本では、古事記の「吉備の菘菜(あおな)」がカブのことと見られ、また日本書紀では持統天皇が栽培を推奨したと記されている。 わが畑のすず菜すずしろ花は咲きこまかく咲きて日は 近づきぬ 山下陸奥 蕪の葉のいたく乱れし朝霜を見つつし居るに心はずみ来 高安国世 浄白の蕪をつくる冬のわざ地涌の菩薩の出で給うまで 原田禹雄