2015-04-23 十二単(じゅうにひとえ)(1) シソ科の多年草で、本州、四国の林野にはえる。高さが15〜20cm、全草に白いちぢれ毛がある。花が重なって咲く様子から衣装に見立ててこの名前がついた。4月から5月ごろ、青色の唇形花を咲かせる。 雑草といへども庭をわたりつつ十二単の紫さわぐ 二宮冬鳥 花終る十二単のむらさきの見るに影なき庭の上の哀(あい) 石田比呂志 わが庭に絶えし瑠璃草(るりさう)も十二単も幻たしかむ 草除りしつつ 大滝貞一