2015-04-27 オキナグサ このブログで過去(2011年5月27日、10月5日、2014年5月23日、24日)に数回とり上げて、「翁草」を詠んだ和歌・短歌をご紹介したが、以下では俳句と新たな短歌一首をあげる。春の季語だが、傍題に「白頭翁」「うばがしら」がある。心配なことに絶滅危惧種に指定されている。 土の香のなにかたのしく翁草 飯田蛇笏 翁草野の枯色はしりぞかず 橋本多佳子 霧の中ことばはぐくむ翁草 青柳志解樹 花しべの白毛垂れたり翁草 吉田冬葉 いにしへの恋うた一つ思はせて返り花なるおきなぐさ咲く 佐藤輝子