天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

アホウドリ

NHKテレビの放映画像から

 漢字では、信天翁と表記する。アホウドリアホウドリ属の鳥の種類。アルバトロス。翼を広げた際の大きさが2メートルを超える大型の海鳥である。かつては大量に生息していたが、羽毛をとるために乱獲され、1902年に鳥島が大噴火するなどして数が激減。わが国の特別天然記念物絶滅危惧種になっている。主に伊豆諸島の鳥島に生息する。ジョン万次郎らが鳥島に漂着した際に、アホウドリを食べて命をつないだという。人を全く恐れず、簡単につかまったのでこの名前を付けられた。阿呆なのは、助けられたのにこんな名前をつけた日本人の方であろう。
環境省、東京都、山階鳥類研究所が協力して、繁殖計画を成功させた。その努力の過程がNHKテレビで放映された。右上の画像参照。


  ひと恋いてひとを奪わずひと逝かせあほうどりそんな
  一生もいい           内田いく子


  蛺黝き雛を従へよたよたと信天翁らは鳥島に棲む
                   荒垣章子