天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

海鞘

NHKテレビ「里山」の映像から

 「ほや」と読む。アカホヤ、マボヤ、スボヤなどが東北、北海道に分布する。
成熟すると球形や卵形になって、海岸の石、海藻、養殖筏などに固着する。入水孔と出水孔があり、その間が消化腔で連絡されて、水と共に微生物を摂取する。


  訪ね来しみちのくの街灯の暗きおそき夕餉に海鞘を
  食べたり              森村浅香


[注]この歌の読み方は、「訪ね来し みちのくの街 灯の暗き おそき夕餉に
   海鞘を食べたり」
   となるはず。「街灯」は「がいとう」ではなく、「まち ひ」とする。