2016年が始まる。わが興味は従来どおり、俳句・短歌であり数論・宇宙論である。ただ、数論や宇宙論は、最先端の話を聞くだけで、自分で数式を操作する力はもはや無い。では俳句、短歌はどうか。長い歴史と無数の愛好者、作者があり、生老病死、喜怒哀楽が世相や四季の自然を背景に詠み継がれてきた。また様々な試みもなされてきた。その中にはアクロバティックな修辞法・レトリックもある。
こうした現況にあって、なお新境地、New Tasteは見つけられるか。これを引き続き新年のわが課題としたい。
新春の朝日子生まる伊豆の海 天野 翔